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コロナ騒動のスウェーデンで迎えた卒業式

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2020年3月14日、ストックホルム日本人補習学校(土曜日だけの小・中学校)の卒業式に保護者として参列した。当初は対岸の火事だった新型コロナウィルス騒動の波が一気に押し寄せたために、この卒業式は前日まで開催されるかどうか危ぶまれながら、学校運営委員会を中心とする関係者たちの苦渋の決断により開催されたのだった。

君が代斉唱から始まる伝統的な式典は、とても厳粛な気持ちにさせてくれるもので、日本人の親たちはもとより日本語を理解しない外国人の親たちも一同に感銘を受けていた。ふたつの文化を生きる子どもたちにとって、生涯、記憶に残る日となったに違いない。

この春、中学校を卒業する日本の子どもたちは、東日本大震災直後が卒園の時期だった。日本では余震の残る地域も多く、いつでも避難できる体制で短縮卒園式が行われたという。あれから9年、平和な毎日がすっかり当たり前になっていたところで世界中に広がったコロナ大騒動だった。

日本からの便りには「膨らんできている桜のつぼみに自然界のゆるぎない動きを感じ、右往左往する自分の心を反省させてくれます。2011年、放射能汚染の中で青空を背景にいつも通りに満開になっている桜の花を見てとても複雑な気持ちになったことを思い出します。」とあった。今年も日本の桜は、花見客のいないことなどお構いなしに美しく開花し、そして散っていくのだろう。

※2020年3月26日発行の「ストックホルム日本人会会報90号」に掲載の内容です。

付記:花見客がいない・・・ことはなかった!

日本ではコロナ騒動で卒業式が見送られたり、簡略化されたりしているぐらいだから、てっきり、花見客なんていないのだろうと想像して上のストックホルム日本人会の会報記事を書いて載せたところ、東京から、こんな写真が届いたので驚いた。

2020年3月24日三連休明けの月曜日の上野公園。わたしの想像に反したこの通りの人混み。前日までの三連休中は、春の陽気に誘われて、もっとたくさんのマスク集団がわらわらと桜見物に繰り出していたようだ。

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